某研究室のHP管理人がぼやくblog


by sukura_shinya
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エコパックカイロの原理を簡単に

休むに似たり:エコパックカイロの仕組み
Grebe’s soup nesting style - エコパックカイロ

上記blogさんからトラックバックを頂きましたが、仕組みがチンプンカンプンということなので、より簡単に説明したいと思います。
エコパックカイロは過冷却という性質をつかっているので、先ずは過冷却についての説明を。

小学生か中学生かは忘れましたが、理科の「物質の三態(固体、液体、気体)」の単元で氷を暖めながら、あるいは水を冷やしながら温度をグラフにプロットするという実験があったと思います(教育課程で異なるかもしれませんが・・・)。
この実験で上手にゆっくりと水を冷やしていくと下記のようなグラフができます。

b0053166_1961421.gif

水を冷やしていくと、0度以上では水ですが0度になると水が氷になり、全ての水が氷になるまでどんなに冷やしても0度のままです。水が全て凍ると、また温度が下がり始めます。
水は0度で氷になるのですが、水をゆっくりと振動を与えないように冷やしていくと零下なのに水が氷にならず水のままという現象を観察することができます。これがグラフの赤い矢印の過冷却状態です。
この過冷却状態で振動を与えたり、小さな氷を入れると一瞬にして水が氷になります。これはエコパックカイロで中の金属板をパチンとした後に中の液体が固体になる現象と同じです。

過冷却の実験の動画は授業の道具箱で見ることができます。

どうして、熱が出るのかは次回。
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by sukura_shinya | 2005-03-01 19:29 | 実験